いつかの石鹸はいつ頃の石鹸なのか?

      2015/12/11

ituka

いつかの石鹸が大人気です。

いつかのって言う言葉に、ふっとそれはいつなのか?

なんて疑問がわいてきたので、いつかはいつなのか?

いつかのって言うからには、きっと過去だろうと思って
調べてみました。

その昔、きっと今大人気の、「いつかの石鹸」の時代があったに違いない!

そうでないと、「いつかの石鹸」なんて言うはずがない!

是非皆さんも、「いつかの石鹸」はいつの石鹸なのか?
そう歴史に迫っていきましょう。

石鹸の歴史は古く

人類初の石鹸は、紀元前3000年頃にできたと言われています。
古代ローマ時代の初めごろ、
サポー(Sapo)という丘の神殿で羊を焼いて神に供える風習がありました。

この羊を火であぶっているとき、
したたり落ちた脂肪が木の灰に混ざって石鹸のようなものができたのです。

その石鹸がしみ込んだ土は汚れを落とす不思議な土として珍重されました。
石鹸は油脂をアルカリ剤で煮るとできるのですが、

この場合は熱々の木灰が脂を煮るアルカリ剤の役目を果たしたわけです。
英語で石鹸を意味するソープ(soap)は、
この丘の名前から取ったといわれています。
何とまあ古い時代からあった石鹸・・・

これが「いつかの石鹸」のルーツなのでしょうか?

私にはわかりません。

さらに調べを進めていきましょう。

本格的な石鹸製造は、エスパニア(現在のスペイン)やイタリアで始まりました。
8世紀ごろには家内工業として定着し、
専門の石鹸職人も生まれていたようです。

このころの石鹸は動物性脂肪と木灰から作った「軟石鹸」と呼ばれる軟らかい石鹸で、
かなり臭いものだったようです。

12世紀ごろになると、地中海沿岸のオリーブ油と海藻灰を原料とした硬い石鹸(硬石鹸)が工業的に作られるようになりました。

この時期の石鹸が「いつかの石鹸」のもとなのでしょうか?

ただ・・・なんとなく、わかってきた気もします。
でも、世界で石鹸が普及するのはもう少し後だったようです。
18世紀に入るとアルカリの需要が増えてきて、
海藻や木から灰を作るだけでは追いつかなくなってきました。

そこでフランスが懸賞金をかけて募った結果、
1791年にフランス人科学者ルブランがアルカリ剤の合成に成功します。

これは海水から採った食塩から硫酸ソーダを作り、
それに石灰石と石炭を混ぜて加熱して炭酸ソーダを取り出すというものです(ルブラン法)。

石鹸製造にはアルカリ剤が不可欠ですから、
これによって石鹸を大規模に生産することが可能になったのです。
なんか調べているうちに、電子トリートメントかと思ってきた。
そしてその70年後、1861年にはベルギー人ソルベーによって、
アンモニアソーダ法(ソルベー法)が発明されました。

これは食塩水にアンモニアガスと炭酸ガスを吹きこんで重炭酸ソーダ(重曹)を作る方法です。

ルブラン法よりも低コストで品質の高いソーダを大量に作れるので、
世界中で採用されました。

その後1890年には、
食塩水を電気分解してソーダを作る電解ソーダ法がドイツで工業化され、
今ではこちらが世界の主流となっています。
このようにしてソーダが安く大量に作られるようになると、

石鹸の製造コストも下がって安く買えるようになります。

そうなると庶民も気軽に石鹸を使いはじめ、

衛生状態が良くなってゆきました。

その結果、伝染病や皮膚病の発生が激減し
、医学の進歩ともあいまって人々の平均寿命を一段と伸ばすことになったのです。

と調べていくといろいろ出てきました。

でも?なんか「いつかの石鹸」とは違う様な・・・

そんな気がしてきました!

そこで…日本の事を調べてみました。
日本に初めて石鹸が入ってきたのは16世紀だと言われております。

種子島への鉄砲伝来と同じころです。

このころの石鹸は大変な貴重品で、
手にすることのできたのは将軍や大名など限られた人たちだけだったらしく

庶民が使えるようになったのは、明治時代後半らしい。

それまでは、古く昔からある
石鹸がなかった時代には、アルカリや天然の界面活性剤で洗濯をしていました。

ムクロジやサイカチという植物の実が汚れ落としに効くから使っていたのかな?
天然の界面活性剤であるサポニンっていうやつですね。

木の灰を水で溶かしてその上澄み液(灰汁)を利用することもあったそうで、
灰汁のアルカリ性を利用して、油を乳化しタンパク質を分解していたのでしょう。
この働きによって皮脂や食べこぼしをきれいにすることができたののかもしれません。
ひょっとしたら、

 

この辺りに

「いつかの石鹸」のいつかがあるのかもしれません。

 

でも実際はわかりませんでした。

いつかのいつかは、

いつかのいつかなのです

それは、きっと、

いつか・・・子供のころのようなお肌に戻っていく

いつか・・・なのかもしれません。

石鹸の歴史を少し調べてみましたが

シンプルで身近にある石鹸の奥深さを改めて感じました。

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この記事を書いた人

片山 幸造代表 ヘアーランド髪結床
美容師歴30年を超え今まで述べ15万人以上の髪の毛をカットしてきた。多種多様な髪質を触りカットは切るだけではなく、彫刻のように創っていくことに気がつく。最近では傷んだ髪の毛の再生にも力を入れて、日々艶髪を創れることに美容師としての喜びとやりがいを感じている。

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