縮毛矯正かクセ毛を生かしたカットか?
2013/06/27
この季節、縮毛矯正かクセ毛を生かしたスタイルを選択するか
迷う方もいるかもしれません。
そんな方の為に、記事を書いてみたいと思います。
その前に、当店は、必要以上に縮毛矯正をお客様に勧める美容室ではありません。
その事を最初にお断りしておきます。
今回紹介するのは、先日初めてご来店した60代のYさま
超乾燥毛の上、波状毛と縮毛も混ざっているクセ毛
長年の毛染めでパサパサ
ご本人の希望は、1歳でも若くと、とにかく手入れのかからない髪型。
強いクセ毛に長年お困り。いろいろ美容室を回っても
髪の痛みと髪型はいつも満足がいかないと・・・
本音を
ここで二つの選択肢を持って髪型の作戦を練りました。
一つは現状のクセ毛を活かしてのカット
もう一つは、縮毛矯正をして現状の状態を一気に変えてしまう。
どちらが簡単なのか?実は後者の方です。
縮毛矯正をした方が、美容師の仕事ものちの作業も
手間があまりかからず楽になります。
お客様の手入れも楽になるでしょう。
しかし、そればかり求めていると、美容師のくせ毛に対応する技術力や
デザイン力などは伸びていかないと、僕は思います。
Yさんの場合カットでスタイルを作ることに決めました。
髪の毛も染めましたが、手グシで仕上げた状態
60代の方がストレートヘアーにする場合、場合によっては
まったく似合わない髪型になってしまう方をときどき見かけますが
それは、ボリュームがダウンしてしまって似合わなくなっている方と
まっすぐのライン自体が、お顔に似合っていない場合があります。
いろいろな要因も他にはありますが、年代が上がってくると、安易にくせ毛を矯正しないほうがいい場合があります。
縮毛矯正は劇的に髪の毛の手入れを楽にしていきますが、
カットのシルエットを整えることで、今まで嫌で嫌で仕方なかったくせ毛が
大いに役に立つこともどこか頭の隅に置いていてくださいね。
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この記事を書いた人
- 美容師歴30年を超え今まで述べ15万人以上の髪の毛をカットしてきた。多種多様な髪質を触りカットは切るだけではなく、彫刻のように創っていくことに気がつく。最近では傷んだ髪の毛の再生にも力を入れて、日々艶髪を創れることに美容師としての喜びとやりがいを感じている。
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