潤う髪の毛
髪の毛の表面につやを出す方法は、いろいろございます。
髪の毛の水分量や油分の量は10歳を境にして落ちていくといわれます。
生まれて10年足らずで、老化が始まるわけです。
そんな・・・と思われるでしょうが、実際現場で日々髪の毛を触っていますと
10代の子供の髪の毛は、ずいぶんいろいろなヘアケア剤の弊害を受けているのは、仕方ないかもしれません。
写真の高校生は、その弊害をあまり受けていない髪の毛ですが
それでも毛先や、中間はアイロンなどを毎日行っているせいか
少し切れ毛などはあります。
また髪の毛を伸ばしているので、毛先は少しアイロン焼けしています。
電子トリートメントでしっかり水分補給をした後の髪の毛ですが
ずいぶんウエートがもっちりと出てきました。
髪の毛はタンパク質でできていますから、そこに温度の高いアイロンなどを施術していくと、どうしてもタンパク質が変質していきます。
たとえますと、目玉焼きの白みの部分が変わっていくのと一緒です。
たんぱく質は熱が加わっていくと硬くなる性質があります。
それを毎日くりかすと、どうしても髪の毛は、硬くバシバシになりやすく
弾力のない髪の毛に変わっていきます。
結果切れやすい髪の毛に変わっていきます。
できることなら、髪の毛内部に水分が残るように、
イオン化された電子トリートメントをふんだんにしみ込ませて
アイロンの熱からも守ってほしいと思います。
そうすれば、乾かしただけで、何もつけなくて
このような髪の毛が維持できます。