Mさんの艶髪物語
ショートヘアーしか経験がないんです。
当店に来られるようになって、何度目かの会話の中から
そう言われた彼女。理由を聞くと、手入れができないから・・・
こういう言葉を聞くと、いつかはロングに・・・と内心思っていました。髪型が楽なら、きっと伸ばすことも可能になります。
女性は、子育ての間ロングの方が約8割ぐらいいます。
理由は、子供に手がかかり、なかなか美容室に行く時間がとれないから。
しかしながら彼女の場合はずっとショートヘアー。
ショートヘアーを続けている方が、ロングに変わっていくと、必ず違った自分を見つけられる
美容師としての感が働きました。
そんな折、彼女はシャンプー会員の最終応募に申し込んできました。艶髪という世界とは全く別の目的だったと思います。
でも、自分の髪の毛をきれいに保ちたい。そんな想いは人一倍あったとおもいます。
当時、まだ目新しいサービスですから、会員になる人みんな、疑心暗偽。
当店は、開店当初から、「髪の御用達」をめざしていました。
御用達とは、あまり使われない言葉ですから、なじみがありません。御用聞きのような感じとられますが、全く違います。
御用達とは選ばれないとなれません。
めちゃくちゃハードルが高いものだと、当店は感じています。
信頼という2文字が一番ぴったりとくるのかもしれません。
彼女はそんな当店の思いを知ってか、いろいろな場面でもサポートしてくれました。
ショートヘアーからロングヘアーへの変身も遂げました。
ボブラインも経験しました。
今でこの写真を取り終えた後、ショートヘアーに切りました。
髪型を変えながら、彼女はもともと持っていた積極的な能力が出てきたように感じています。
髪型を変えるのは勇気のいる事なのですが、もともとショートヘアーを長く経験している人は
その勇気をいとも簡単に引っ張り出す事が出来る方が多くいます。彼女もその一人です。
髪型を変えると、意外と年齢不詳に見られたりしますから
おしゃれの上では、お勧めなんですね。