Fさんはご自分の髪の毛を「史上最高に傷んでいます」と

言って当店に駆け込んできました。確かに彼女の髪の毛はまれにみるひどい状態でした。中間から毛先は髪の毛表面のキューティクルが浮立ち全くジャンボコームも通らないガシガシ状態。

数日前にはパーマをかけて、全くウエーブすら出ていない。縮毛矯正を半年前にやっていて、髪を明るくしたり黒染めを繰り返していたり、時には美容室で染めたり自分で染めたり。矯正は年2回ほど、最近はオイルを髪の毛につけても、もつれる状態。

そんな状態で数日前パーマを3時間ぐらいかけても、全く残存ウエーブなしの髪の毛。過度な熱によって髪の毛の内部のたんぱく質も変質してしまって、毛先のチリつき、断毛、髪の広がりを抑えるために、いろいろなものをつけてきた不純物が残った髪表面をしていました。

このような超ダメージ毛でも改善していけるのが電子トリートメントです。

今までのやってきた髪の毛の歴史をお伺いすれば、対処法がわかります。彼女の様になった髪の毛には、従来の処方では効果が薄いので、特別に時間をかけて数回強アルカリイオン水を髪の毛内部に導入して行きました。
ひたすら、水分を補給して行く工程を繰り返していきます。数時間後の仕上がりは、左の写真になりますが、
Fさんは「信じられない！」を連呼していましたが、まだ
髪の毛改善の入り口に入った程度で、彼女にはどうしてもやってみたい髪の毛がありましたので、この後数回通って頂くようになりました。

Fさんがやりたい髪の毛は、通常の美容室ではほとんど断られる施術でした。事実お願いした美容室では、すべて断られてきたと言っていました。
当店もやらない方がいいと説明しましたが、
彼女の強い思いを実現してあげたくなりました。
それには、どうしてもその施術に耐えられる、強い髪質に変えていかなければなりませんでした。

Fさんの髪の毛の改善は動画にしています。
60秒ぐらいに編集しております。ご覧ください。

動画の中の様な施術を10日に一度のペースで繰り返しました。
そしていよいよ、ハイトーンカラーとハイブリーチと毛染めを同時にする
ヘアカラーに挑戦しました。
通常このヘアカラーは、Fさんのようなハイダメージの髪の毛は施術に耐えられません。髪の毛がトロトロ状態になって切れてしまうのです。

数回にわたり、電子トリートメントを短期間で集中的に施し、かなり強度を取り戻したFさんの髪の毛は、このような髪色とツヤを手に入れました。

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