多くの方が、髪に対して、間違った常識を抱えています。
これはテレビや雑誌のCMなどによって間違った情報があまりにも多く流れている事が原因です。
たくさんのヘアケア情報があふれていて何がいいのか、わからなくなっている方もいます。
それは、言い換えれば、何を使ってもあまり変わり映えがしなかったと言うのが本当かもしれません。
実際、多くのお客様に聞いてみると、そのような答えが返ってきています。
どうしてそのような事が起きているのかを説明します。
CMなどでは、いろいろなシャンプーが、髪の内部まで補修だとか
シャンプーでヘッドスパ(頭皮の手入れ)とか言っていますが
残念ながら、安価な市販のシャンプーでは、ほとんどそのような事は出来ません。
市販のシャンプーの多くは、合成洗剤と同じ成分で出来ています。
お風呂洗剤や、トイレ洗剤、台所・洗濯洗剤と同じで、汚れも良く落ちますが
落ちすぎて、頭皮に必要な油分や、髪に必要な水分、油分、栄養分など奪ってしまいます。
それでは、シャンプーは売れませんので、シャンプーの中に「シリコン」というものを 入れます。これでガサガサになるのをごまかします。
さらにリンスやコンディショナー トリートメントなどにも、柔軟材のようなものがはいっていて、ガサガサの髪をしっとりさせます。
これにも、「シリコン」がたっぷり入っていて、髪の表面を覆います。
ちなみに、「シリコン」とは石油から出来ている油の膜です。
手触りは良くなったように思われますが、実は逆に悪くなるのです。
なぜ?実は、髪の毛に最も大切な水分が髪の中に入らなくなるのです。
どうして?髪の表面にある油のシリコンが水をはじくようになってくるのです。 そうなるとどうなるか?髪の毛が痩せてきます。
頭皮はどうなるのか?べったりと張り付いたシリコンが、皮膚呼吸を妨げ炎症を起こします。毛根にも残り太い髪の毛も生えてこなくなります。
と・・・危険な事ばかり書いていますが事実なのです。
最近流行りのシリコンフリーのシャンプーならいいのでは?と思われる方もいるでしょうが、残念ながらシャンプーにはシリコンが配合されていなくても、コンディショナーやトリートメントには配合されていますので結果一緒のことになります。
でも、ご安心ください。そんな事ばかり書いていけば、このサイトが長くなるのでもうやめます。
きれいな髪の毛を維持する。または今ダメージがある髪の毛を健やかにしていきたいと、思う気持ちが強ければシンプルに次のことを知ってください。
1・水分をたっぷりと髪に与える
2・清潔に保つ
この2つだけです。本当にシンプルです。
ただ、これは外的要因のことです。
体の中からのことはここでははずしています。
このシンプル極まりないのに、なぜか髪のダメージが後を絶たなかったのです。それにはたくさんの要因が過去ありますが
ほとんどは、「水」が髪内部に残っていない事に原因がありました。
今までの美容技術は、「いかに有効成分を入れるか」と言う事に主眼を置いた技術でした。
痛んだ肌や髪に栄養分を入れるという発想です。
世の中の美容技術すべてを試したわけではありませんが、有効成分をたっぷり入れたところで髪の毛が劇的に変わっていくものに、私は今まで、出会ったことはありませんでした。
それなりに有効成分などはあるのでしょうが、はっきりしているのは、簡単には髪の内部に浸透したものは残らず、髪の表面に皮膜が形成されて手触りが良くなったとしか言えないのです。
髪の表面に皮膜が形成されたからといって「髪が本当にきれいになった」と言えるでしょうか?「ファンデーションを肌に塗って、肌の状態が良くなった」とは言えないのと同じ事です。
トリートメントは効かない
美容室のトリートメントって効果がないような気がする・・・
過去、色んなトリートメントを試してきた方で
そのように感じられた方も多いのではないでしょうか。
また、トリートメントはしておかないと、まずいんじゃない?と思っている方もいらっしゃると思います。
ヘアーランド髪結床では、「電子トリートメント」と呼ばれるヘアケアを
使用して、お客様の髪へのダメージ対策をしていますが、
しかし、トリートメントといっても、何千何百種類もありますから、
どれが自分に合っているか?という判別は、それこそ「使ってみないとわからない」 ですよね。
色んなトリートメントを苦労して使われている方ほど、美容室のトリートメントって効果あるの?という疑問をお持ちかと思います。
では、なぜトリートメントを使っても髪が良くならない。ということがあるのかといいますと、これは市販されているトリートメントでも同じなのですが、アミノ酸やコラーゲンを塗るタイプのトリートメントは
成分の大きさからして、内部に浸透するということは科学的にみても、ありえないのです。
最近流行のナノテクノロジーで、アミノ酸をナノ化して、小さくしたとしても同じです。
小さくて入りやすい。ということは、小さいがゆえに、髪から出て行きやすい。ということになります。
特に、今まで美容室でトリートメントをしたことがある方は、経験済みだと思いますが、髪に栄養を与えるトリートメントというのは、髪の表面に、かろうじてくっついているだけなので、3日くらいで剥がれ落ちてしまいます。
美容室でトリートメントしても効果がせいぜい3日ほどしか感じられないのは、そのためです。
カラーやパーマのときに、「栄養を与えながらトリートメント」するタイプはどうかというと、これも意味がありません。
あれは、パーマやカラーの薬剤を入りにくくしているだけの代物ですので、パーマや、カラーが浸透する時間がかかります。
反応するまでにやたら時間がかかるので、逆に傷みます。
ですから、これも、意味が無いです。
「オイル系のトリートメントはどう?」 オイルもダメです。
確かにツヤは出ますが、ドライヤーで熱を与えたり、時間が経つと、酸化して髪にこびりついたりします。剥がれる時にキューティクルまで剥がれてしまいますので、時間が経つほどに髪の手触りがガサガサして、傷んでいきます。
では、美容室でトリートメントをしないよりは、した方がいいのか、というと、そもそも意味が無いのだから、しない方がいいです。
じゃあ、どうすればいいか。といいますと、一日の間で、乾燥や、紫外線などで酸化して失った水分を還元力のある、水分を与えて元の状態に戻す。
要するに、髪も、肌も、ちゃんと道理に適った、日々のケアが必要なのです。
スキンケアでも同じことをしますね、水分を補給して、引きしめて、保湿。それを、可能にしたのが、唯一、電子トリートメントなのです。