太古の昔から続くいのちの継承
太古の昔から続くいのちの継承
リッチエイジングなどという表現を使って、女性として変わらないために老化防止の話をしてきています。
この章では少し趣向の違う話になります。
同じ言葉を繰り返すことになりますが、若さを維持して行く事で、大切なマインドセットのような事を書いているような感じです。
その中で、この言葉を重複させて頂きます。
今までの美容法を変えていく事には勇気がいると思います。まして今まで色々な物を試してきたにもかかわらず、ご自分が期待するほどの効果が上がってこなかった方などは、尚更臆病にもなります。
すぐにはわからないこともあるかと思いますので、興味がある方だけでいいので、お付き合いください。
その前に、日本女性が大切にしてきた心と髪のお話にお付き合いください。私は最先端の美容法を提唱して行きますが、ここからの話も凄く大事なことだと感じていますので、あえて書かせて頂きます。
この日本には太古の昔から、髪に関する様々な風習や神事がありました。たとえば、願掛けする際も髪を切って神社仏閣に奉納する習慣がありましたし、神に使える巫女さんは、一定期間、髪に刃をあてることすら禁じられていたと聞いています。また神社を建てる際には女性の髪で作った縄が用いられたりもしたそうです。
また、長旅に出る時には自分の身代りに髪を一束置いていき、帰れなかった時には髪が遺骨代わりになりました。また貞操を守る証しとして死んだ夫の棺の中に妻の髪の毛を入れたり、愛する人の髪をお守りとして身につける習慣もあったことも知られています。
切っても抜けても再びすくすくと生えてくる髪に、神秘的な力を認めていたのだと思いますが、”その人の分身”と捉える考え方があったのでしょう。絵巻物や百人一首などに描かれる王朝時代の女性たちは、揃って髪を長く伸ばしていた理由もうなずけます。
髪は女の命(いのち)と呼び、神の名前には命(みこと)がつくという事実
日本人は日ごろ神様の事を忘れていても、お正月になれば多くの方が初詣で神社にお参りをします。その神社には大抵複数の神様が祀られています。それを御祭神と呼んでいますが、その神様の名前には、命(みこと)が最後についています。有名なのは天照大御神の命(アマテラスオオカミノミコト)ですね。伊勢神宮やたくさんの神社で、御祭神として祀られています。
なんとなく、この”命”という一文字にやはり関連があると思ってやみません。私は怪しい話をする気はないのですが、髪の毛を霊的な存在と捉えるのは東南アジアなどでは普遍的だと聞いております。中国を源流とする「七夕伝説」な中にも、髪にまつわるエピソードが残っています。
それは・・・おり姫が天の川の水で髪を洗って身を清め、彦星ととの逢瀬に備えるのだとか。中国のある場所には7月7日には女性たちが川に入って頭を洗う習慣が残っているそうです。日本でも埼玉県に「七夕の日に髪を洗うと、長く黒くなる」と言い伝えがあるそうです。
その昔は、長くて美しい黒髪は生命力の表れだったのでしょう。今でも通用するシンボル的なものともいえます。
神社に行きますと、そこにはところによると鏡があります。神鏡(しんきょう)と言われていますが、この鏡(かがみ)にうつる姿には、自分の我(が)がうつし出されると昔から言われています。か・が・み。真中の、がをとると、かみ・・・どうもやはり何か不思議なつながりがあるようにも思えますね。
太古の昔は、洗髪などはほとんどしていなかったらしく、江戸時代でも月に1回ぐらい。今のようなシャンプー剤などもない時代でした。シンプルに自然の中から抽出した物を使っていたようです。
今のようなヘアケア製品が出てきたのは、1960年代からです。劇的に進化してきましたが、それによって弊害もたくさん出てきました。
私は、日々の営業で延べ数にしたら16万人は越える方達の後ろに立ってきました。その間お客様に正直に言えない失敗も数々してきました。
そのようなことがあって、自分の仕事に対して思っていたのは、「何とかして嘘をつかない仕事をしたい」と言う思いでした。理由は年齢を重ねていく事で劣化して行くお客様の髪の毛の事が、どうしても食い止められなかったからです。
また、それと同時ぐらいに、若い方達の髪の毛に得体のしれないくすみを感じてきていました。
自分がやってきている美容師としての知識を持ってしても、原因がすぐにはわからなかったのです。
頭の中に一つの疑問が浮かび上がってきました。
今の美容法は少し違っているかもしれない!
そう思ったのです。
そして10年がたちました。
今では、私が出会った、電子のチカラを信じてくれているお客様に囲まれて、美容師を続けてこれています。
美容室には多くの鏡があります。そこにうつし出される髪の毛がくすんでいてはいけません。お肌も同じです。くすみは老けには大敵です。
髪にもお肌にも神トリートメント
トリートメントの語源は、治療という言葉になります。
従来のトリートメント理論では、確かに髪トリートメントだったかもしれませんが、電子トリートメントに関しては、太古の昔から存在していたであろう、海洋深層水と植物ミネラルを原料に作られています。
古来いにしえの思いに浸ることはないですが、電子トリートメントを知れば知るほど、太古の昔からあったものが今の科学の力で、この日本の美容界に現れてきたと思っています。