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底なし・・・のヘアケア

延べ16万人以上の髪の毛を触ってきて思うこと

昨日は「選択」と言う記事でした。

昨日の記事はこちら

 

以前はシリコン商品なんかありませんでした。ですから枝毛によくなっていました。

シリコンが美容界に出てきて、ヘアカラーの色素が変わり、今は枝毛になる前に髪の毛が、ブチブチ切れていっています。

シリコン全盛の時代が、美容師の首を絞めてきていると思います。

それに気がついてか、美容室現場ではシリコン除去が始りました。

実際シリコンはこんなものです。

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薄く髪の毛の上に吸着して、さらっとした手触り感を出してくれるようになりました。

 

美容師という仕事は、常にお客様に「オシャレ」と「髪の健康」を提案しなければならない職業です。

またお客様の要望もしっかりとりいれないと嫌われてしまいます。

お客様が「1cmだけカットしてください」というご注文を忠実に行うことも大切な仕事だとは思うのですが、

ただそれだけをこなしているだけでは「技術」ではなく、単なるハサミの「開閉作業」でしかない「作業」であると思っています。

 

お客様の“キレイになりたい”という希望を具現化することが重要ですし

単にスタイルだけではなく、ご家庭でも手入れのしやすい美しい髪質になるための指導も含めた、「総合的なお客様の満足」を提供することがプロの技術者であると思っています。

 

美しさを提案する、またお客様のご希望を補足するためには、パーマやヘアカラーの技術は欠かせません。

 

もちろんパーマの薬やヘアカラー剤が髪に良いのかというと決してそうとはいえないのですが、傷ませないため技術のレベルアップなど、当店では努力をしております。

 

パーマを巻くロットはピンクやグリーンなどに色分けされていますが、それぞれ直径何ミリなど決まっています。

 

 

美容師はヘアスタイルや毛質・髪の長さによってウエーブ形成するときに、使用する薬の強さを考慮して、ロットを2回転半巻けば1つのウエーブができるなどの計算をして選ぶものです。

 

 

その計算がシリコンの皮膜によって邪魔されました。

思い通りのウエーブが求められない。部位によってかかり具合が違ってくる。白髪染めがもたない。

これは美容師として致命的なミスにつながります。

 

 

お客様からの信頼が得られない技術者ほど惨めなものはありませんし、失敗の言い訳はできないのですからね。

 

どんなに傷まない薬を研究しても、どんなに傷まない技術を習得しても、髪の毛の上に目には見えないシリコンのバリヤーが張り巡らされていれば、お手上げなのです。

 

ですから、当店はすべてのものを見直して、現在お客様の髪の毛に負担のかからないものを、選びぬいてきたのです。

 

 

例えば、ヘアカラーですとジメチコンなどのシリコン商品を慢性的に使っているお客様はシリコンが髪の表面で層を作っています。

 

 

たとえ、アルカリカラーであっても毛髪内部で酸化重合が進みづらく、一時的には染まっていても、褪色が早くなります。髪に優しいとされる酸性カラーでは、もっと染まりづらくなります。

 

 

結局、染め直し、パーマであれば、かけ直しなどのお客様が増えることになります。

お客様の信用を失う事が怖い美容室現場は

メーカーには、もっと強い薬を求める声が多くなりました。

 

挙句、さらに髪を傷めつけるようになり、お客様は髪が傷むから嫌だとパーマ離れが進むことに、なったと思います。

 

それが証拠に、ボブヘアーが若い人から、年配の方達まで人気です。

 

実は、多くの方は髪の痛みに対して、すごく敏感になってきています。

だから・・・美容室現場では、「傷んだ髪の毛を修復していきます」と言うようになりました。

 

これが、ダメージスパイラル(傷みの連鎖)状態を断ち切れない現状を作り出しています。

 

そして傷んだ髪を集中ケアしましょうといって、またまたシリコンのトリートメントで短期間だけサラサラして、一瞬髪が良くなったような錯覚を起こす商品を勧めるのです。

 

ただし、シリコンの良いところは、抜群のサラサラ感が得られることです。

「明日お見合いだから、何とかして!!」というような緊急避難的な使われ方をするのであれば、こんなに最適な素材はありません。

 

 

問題は日常的に、色んなものに使われているシリコン商品を継続的に使用することが、結果として髪質の悪化を招いています。

 

自分の技術に自信がない。

髪の知識がなくて、何でもいいんじゃないかと思っているのかもしれません。

その場をなんとか切り抜けないと・・・

 

お客様をサラサラにしてお帰ししないと、次に来店してくれないのでは…と不安になる。

不安感の多い美容師さんが多ければ多いほど、「往復ビンタ商法」が横行するのです。

長く美容師をしていて

底なし沼の様な状態にはまっていく女性を、髪のプロとしてはほったらかしにできませんでした!

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「往復ビンタ商法」については説明は省略しますが、このような事を続けていっても、決して女性の髪の毛は本来の美しさは出てきません。

 

それどころか、髪の毛の状態は悪化して、どんどん悩み多きタイプの髪の毛に変わっていきます。

今現在、もっと複雑に、髪の毛を被膜する技術が横行しています。

更に、美容室現場でも、髪の毛に張り付いたコーティング剤は、すぐには剥ぐことは不可能ですし、それをしすぎるとキューティクルまで剥いでしまいます。

 

そろそろ、卒業してもいいのではないでしょうか?

 

私はこの現象を底なし沼の恐怖と同じだと感じています。

底なし沼とは
実際は砂が流れると書いて、「砂流」と言います。
これに入ってしまうと、もがけばもがくほど、動きが取れなくなると言われています。
なにか、多くの方が、知らず知らず
そんな「沼」にはまっているような気がしています。
これは、私が感じているだけかもしれません・・・

 

 

当店が取り組んできています、「電子トリートメント」は

理論は難しい仕組みが確かにありますが

 

実は、小学3年生が使っても結果が出てくるものです。

どうしてなのか?

 

人の身体を作る事に添っているからです。

 

プロの美容師はいろいろな勉強もしてきていますが、その理論を覆したのが、「電子トリートメント」なのです。

 

もし、小学3年生の子供に、やり方を教えて、その通りにしたとしたら、おそらく、従来のトリートメントを続けてきた人でも、納得せざるおえない状態が現れてくるのです。

 

 

だから・・・常に「簡単」ですよと言ってきたのです。

わかりますか?

続きます。

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