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9歳でもわかる髪の話その2

9歳でもわかる髪の話を始めていますが、今回は2回目

1回目はこちらです。

9歳でもわかる髪の話その1

髪の毛は、のり巻のような形をしていると前回説明しましたが、

今日はその髪の毛は、なんでできているのか?という話をしてみようと思います。

人間の体の中に髪の毛と同じように伸びるものがあります。

・・・爪ですね。切っても痛くないですから、髪の毛と同じように感じます。

実は、爪も髪の毛も主にタンパク質で出来ているのですが、このタンパク質をさらに分解していくとアミノ酸という小さな単位になります。

とっても小さなアミノ酸はまるで、幼稚園の子供が仲良く手をつないでいるような物が、2~100個ぐらい集まってタンパク質を作っています。

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タンパク質は、人間の体を作る最も重要な物ですが、アミノ酸の種類は20種類しかありません。

その組み合わせ方、手のつなぎ方によって、約10万種類のたんぱく質が出来ると言われています。

そのタンパク質も大きく分けると2つのタイプに分かれていて、髪の毛は、爪や肌の角質層という部分と一緒の、「硬い種類のタンパク質」で出来ています。これをケラチンタンパク質と言っています。また肌や内臓などは「柔らかい種類のタンパク質」で出来ていて、これをコラーゲンタンパク質と言っています。

学校のクラスによって、雰囲気が違うように、《タンパク質》もいろいろな個性があります。

 

髪の毛は、ぱっと見た目では日本人は黒くてとても強い感じがします。欧米の人達はブロンドの髪の色をしている方が多くやはりやさしい雰囲気があります。

日差しの強い熱帯地帯の人達の髪の毛は、ほとんどの方は髪の毛が縮れていますが、これは気候との関係が密接に関係していると言われています。

髪の毛は強い日差しから頭皮を守る役目がありますし、全く日が当らないのもよくないので、北欧(寒い国など)にいくほど、髪の毛の色やくせ毛の度合いなどは優しくなっていく傾向があります。とてもよく出来ていますね。

 

髪の色や太さなどで、強い弱いはありますが、髪の毛は4つのつながりから成り立っています。

o0500035612768133024髪の毛を水に濡らすと、少しへたっと柔らかくなりますよね・・・これは「水素結合」が切れた状態です。一番弱い結合です。髪を乾かすと又繋がっていきます。この仕組みを利用して

ドライヤーでカールしたり、アイロンでストレートにしたりしているわけです。人にたとえるならクラスメイトのような、顔見知りの結びつきです。

この関係より、もっと強くなるのに「イオン結合」というものがあります。髪の傷みに非常に関係してきます。専門的ににはPH(ペーハーバランス)と言いますが、このバランスが崩れて不安定な状態になると、髪の毛の状態は悪化の道をたどっていきます。そう人で言うと恋人同士のような感じでしょう。

ちなみにペーハーとは、アルカリ性、中性、酸性かを表す物差しのようなものです。髪の毛は弱酸性と言われるPH4,5~5,5ぐらいがいいと言われております。ただ単にペーハーバランスが整っていても、髪の中にしっかりと電子が補給されていないと、本当の意味で髪の毛が安定しているとは言えません。表面的にペーハーバランスを整える事は可能なのです。

この次に、強いつながりは、パーマなどの作用に関係する、「S-S結合」です。パーマの1剤で結びつきを切って、2剤でつなぐ。まるで、けんかしたり仲直りしたり、夫婦のような関係と言えます。

image最後に髪の命とも言える、「ペプチド結合」というのがあります。この結合が切れますと、2度と髪の毛は元に戻りません。やみくもに強いヘアカラーを繰り返したり、パーマやカラーを髪を保護しないまま続けていますと、この対セうな結合がpつんと切れてしまいます。人で言いますと親子のように立つ事の出来ない関係です。

髪の毛は、「水素結合」「イオン結合」「S-S結合」「ペプチド結合」の4つのつながりから成り立っています。

どれも非常に大事な大事なつながりです。

元となっているタンパク質は、熱には反応しやすく、高熱になりますと硬くなって変質してしまいます。

まるで、目玉焼きの白身状態になります。又タンパク質は水分が足らなくなると、固まると言う性質も持ち合わせております。まるで高野豆腐のようカチカチになっていきます。卵の白身も、高野豆腐も、髪の毛と同じタンパク質からできています。高野豆腐は水に戻せばふんわりと膨らんでふくよかになりますが、熱で変質した卵の白身は水に戻しても、何をしても元には戻ってくれません。

これからわかることは、髪の毛には高熱が大敵という事と、水分不足の髪の毛は復活できる可能性があると言う事です。

また、この話の続きを書いてみようと思います。お楽しみに・・・

 

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