Uさんの艶髪物語
強い意志がそのまま髪の毛に出てきているような、艶髪の持ち主の彼女。
シンプルなグラデーションボブですが、カットのラインがきれいに出てきます。それもこれも素材の素晴らしさからきます。
ブローもほとんどしなくて、この艶ですから状態のよさはわかると思います。
彼女との出会いは、この店を開店してすぐのころですから、16年になります。
保育園の先生をしていましたから、何かの打ち上げで、「頑張ってね」と声をかけたのが、髪の毛を担当させていただくようになった、きっかけだったと思います。
ヘアカラーもされていますが、とにかく髪の毛1本1本が、落ちていくとところにおさまる。
だから、カットが崩れていかない。伸びても落ち着いている。
このような手入れが楽な言葉が続くのがボブヘアーの特徴なのですが、さらに極上な髪質になりますと乾かすだけで、天使の輪が、あちらこちらに出てきています。
髪の艶は、髪の色にも作用されます。
黒髪の場合、どうしても光が黒に吸収されて抜けるような艶が出てきません。
明るい色に染めますと、光が髪の裏側まで抜けていくため、透き通るような艶が表現できます。艶の質が少し違ってくるのです。
ですから、暗めの色で、光が輝く髪の毛は、本当に髪の内部に水分がたっぷり入っている状態を示しています。
彼女は少し染めてはいますが、毛染めをしていなくても、烏の濡れ羽色という艶を放つ、極上の髪を保っています。